「この参考書が終わったら次。」
「なんか伸びないから別の問題集を買おう。」
こんなふうに、参考書をどんどん増やしてしまう人は意外と多いです。
でも、成績が伸びる人ほどやっていることはシンプルです。
1冊を完璧にする。
実は、多くの受験生が成績が伸びない原因は「勉強量不足」ではなく、
「参考書の完成度不足」です。
◆なぜ何冊もやると伸びないのか
例えば英単語帳。
ターゲットを3割覚えた状態でシス単に移り、
シス単も途中で終わり、今度は別の単語帳に手を出す。
これでは知識が積み上がりません。
数学も同じです。
問題集を3冊持っていても、どれも6割くらいの理解度なら、
本番で解ける問題は増えません。
一方で、1冊を何度も繰り返し、
見た瞬間に解法が浮かぶ
自力で説明できる
ミスなく解ける
という状態まで持っていけば、その知識は本物になります。
参考書の冊数ではなく、完成度が成績を決めるのです。
◆「完璧」とは何か
ここで勘違いしてほしくないのが、「完璧=全部暗記」ではありません。
本当に目指すべき状態は、
初見でも解ける状態です。
数学なら、
「この問題はこの解法を使う」
と自力で判断できること。
英語なら、
「なぜこの選択肢が正解なのか」
を説明できること。
答えを見て「わかった気になる」のではなく、
自分の力で再現できる状態が“完璧”です。
◆1冊を完璧にするための復習法
参考書を進めるだけでは定着しません。
大事なのは復習です。
おすすめは、
「解けなかった問題だけを何度もやり直す」こと。
1周目で間違えた問題に印をつける。
2周目でまた間違えたら別の印をつける。
こうしてできない問題だけを集中的に潰していきます。
すると復習量も減り、効率よく完成度が上がります。
成績が伸びる人は、新しい問題を解く時間よりも
「できなかった問題をできるようにする時間」を大切にしています。
◆参考書を増やしたくなったら
勉強していると、
「この参考書、自分に合ってないかも」
と思うことがあります。
もちろん本当にレベルが合っていない場合は変更も必要です。
でも多くの場合は、
できていないから不安になっているだけです。
参考書を変えることで安心感は得られます。
しかし、実力はつきません。
まずは今使っている1冊を仕上げる。
それでも必要なら次へ進む。
この順番を守るだけで、勉強の効率は大きく変わります。
◆まとめ
成績が伸びない人ほど、参考書を集めたくなります。
成績が伸びる人ほど、同じ参考書を何度も繰り返します。
参考書はコレクションではありません。
大切なのは、
「何冊持っているか」ではなく、「何冊仕上げたか」。
もし今、机の上に途中までしかやっていない参考書が何冊もあるなら、
新しい1冊を買う前に、まずは目の前の1冊を完璧にしてみてください。
その1冊が、思っている以上にあなたの成績を変えてくれるはずです。


